疲労には“善玉疲労”と“悪玉疲労”があるのだ 疲労というと普通“筋肉痛”“頭痛”“肩こり”“過労”というようなマイナス・イメージしか思い浮かばないだろう。しかし根をつめて勉強をしたり、事務作業をした後では、軽いジョギングとかスポーツをしてからだを使ったほうが、早く精神的な疲労から回復するという経験を持っている人は多いはずだ。実際、健康や体力は疲労と表裏一体の関係にあり、適度な疲労こそが健康なからだや体力の増強を促すともいえるのだ。本書はそのような視点から疲労のメカニズムを知り、“上手に疲れる法”について考えていく。