袋を足に鎌首もたげて、勝手に歩き出したイチモツは女の股間にもぐりこむ。驚愕と喜悦にうちふるえる女。オレの背筋を電流がはしる――口、指、へそ、足など肉体の一部が自在に変化して、主人公の秘めた熱い願いをかなえてくれるのだが……。奇想天外な発想と、巧みな語り口で展開する、セクシャル・ブラック・ユーモア。文句なく笑わせる傑作10編。
巨根を売り物にポルノ映画のスターになった一郎の悩みの種は……。足、指、目、皮、血など、身体の一部を突然見舞う奇怪な異変がもたらす悲喜劇。奇抜な着想が生み出す痛快な笑い。空前のユーモア連作。
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