夫と妻、父親と息子、男と友人、主人公と隣人たち。執拗にくりかえされる対話のうちに見えてくるのは、彼自身の心の中の「町」。だが彼は、彼らは、ほんとうにわかり合えるのか? 会話の多い小気味よい文体が、一方でモノローグのように読者に訴えかける。独自の感性で、現代文学の地平に未知の領域を拓く、新鮮な短篇群。
去年の今日
長島 有里枝
半島へ
稲葉 真弓
列
中村 文則
彼女たちのバックヤード
森埜 こみち
感じるオープンダイアローグ
森川 すいめい
地ごく
献鹿 狸太朗
老年について 友情について
キケロー,大西 英文
スピンク日記 全4冊合本
町田 康
所有論
鷲田 清一
鳥がぼくらは祈り、
島口 大樹
丸山眞男を読みなおす
田中 久文
あした、弁当を作る。
ひこ・田中