夫と妻、父親と息子、男と友人、主人公と隣人たち。執拗にくりかえされる対話のうちに見えてくるのは、彼自身の心の中の「町」。だが彼は、彼らは、ほんとうにわかり合えるのか? 会話の多い小気味よい文体が、一方でモノローグのように読者に訴えかける。独自の感性で、現代文学の地平に未知の領域を拓く、新鮮な短篇群。
夢でみた庭
長崎 夏海
ケチる貴方
石田 夏穂
知の教科書 プラトン
ミヒャエル・エルラー,三嶋 輝夫,田中 伸司,高橋 雅人,茶谷 直人
ヨブ記註解3
浅野 順一
マルチン・ブーバー 人と思想
平石 善司
畏れ入谷の彼女の柘榴
舞城 王太郎
その音は泡の音
平沢 逸
伸芽会の入学準備ドリル せいかつかの土台
講談社
人をトリコにする技術 人生の90%がうまくいく対人心理学
齊藤 勇
あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
住吉 雅美
異族
中上 健次
この世の喜びよ
井戸川 射子