内容紹介
太平洋戦争の末期、死闘をくり返す沖縄に於て、女学生ばかりで結成された姫百合部隊200人余の大半が、米須(こめす)の洞窟で玉砕するまでの悲惨な90日を濃密に描く。乙女たちを中心に、死の行進を強いた戦争指導者への深い憎しみと怒り、戦場に散った若い生命への愛惜が全篇を貫く感動の名篇。(講談社文庫)
太平洋戦争の末期、死闘をくり返す沖縄に於て、女学生ばかりで結成された姫百合部隊200人余の大半が、米須(こめす)の洞窟で玉砕するまでの悲惨な90日を濃密に描く。乙女たちを中心に、死の行進を強いた戦争指導者への深い憎しみと怒り、戦場に散った若い生命への愛惜が全篇を貫く感動の名篇。
目次
- 死の行進
- 雨降りやまず
- 戦火と青春
- 花散り花咲く
- ガジュマル樹と塩の山
- あとがき
- 語注
- 年譜
製品情報
製品名 | ひめゆりの塔 |
---|---|
著者名 | 著:石野 径一郎 |
発売日 | 1977年06月23日 |
価格 | 定価 : 本体430円(税別) |
ISBN | 978-4-06-131388-0 |
判型 | A6 |
ページ数 | 225ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |