想像力・思想・文体・文章・テーマ等々、小物を構成する諸々の要素に触れて、何が本物の小説かを論じた長編評論「反小説論」。“異常で病的で幼稚”な今日の文学の風潮を批判した「遊びと文学」。ほかに、ユニークな作家論や折り折りの感慨をつづった随筆を収録。『わたしのなかのかれへ』に続く第二エッセイ集である。
夏目漱石論
蓮實 重彦
小説編集者の仕事とはなにか?
唐木 厚
大江健三郎全小説 第8巻
大江 健三郎,鈴木成一デザイン室
神々の闘争 折口信夫論
安藤 礼二
戦後詩 ユリシーズの不在
寺山 修司
フーコー・ドゥルーズ・デリダ
現代詩論
セシル・デイ・ルーイス,深瀬 基寛
人類が永遠に続くのではないとしたら
加藤 典洋
Nの廻廊 ある友をめぐるきれぎれの回想
保阪 正康
一冊に名著一〇〇冊がギュッと詰まった凄い本
大岡 玲
人生の究極
森村 誠一
大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる
大江 健三郎,長嶋 有,岡田 利規,安藤 礼二,中村 文則,星野 智幸,綿矢 りさ,本谷 有希子,岩城 けい