内容紹介
批評家・小林秀雄は「Xへの手紙」「無常といふこと」「モオツアルト」「考えるヒント」など、作品を発表するたびに、日本の思想界、文学界に大きな影響を与えてきた。本書は、その小林秀雄を実兄にもつ著者が、歴史、ことば、古典、美、読書などについて、小林秀雄と縦横に語り合い、若人の直面する人生の課題に応えた異色の人生論である。難解だといわれる小林秀雄の考えを明らかにした書といえよう
目次
- ●個性というもの
- ●ある秋の日に
- 女性について/恋愛について/愛情について
- ●美について
- ●歴史について
- ●人生とはなにか
- 青春の力/生きがい/運命をどう考えるか
- ●若さ
- うぬぼれと不安/成功とは何か
- ●兄の少年時代、青年時代