内容紹介
美人でしとやかな千秋と、愛らしくドライな元子は、東京西郊の住宅地で繁昌している、そば屋の二人娘である。中学卒業と同時に、二人とも、「手に職を持つこと」を望んで、理容師になる。そして、実力とPRと親バカを利用して、ささやかな店を持ったが、青春の街道は、照る日ばかりではなかった……。「紀ノ川」「有田川」など、女の歴史を才筆で辿った作者は、この作品で、現代女性の生き方を、軽妙なタッチで、輪切りにした。若い女性の、職業・恋愛・結婚・親子問題などが、精妙に織り込まれた、ユニークな青春小説。
製品情報
製品名 | 若草の歌 |
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著者名 | 著:有吉 佐和子 |
発売日 | 1965年05月08日 |
価格 | 定価:594円(本体540円) |
ISBN | 978-4-06-110970-4 |
判型 | 新書 |
シリーズ | 講談社文庫 |