老いた大国・ロシアの辺境──凍土の地を舞台に、国作りが始まった。
良造はサンクトペテルブルクに向かい、そこで集められた大量の人と物は、シベリア鉄道を通じて東方へと送り込まれる。
五人と一匹から始まった国が、急激に成長していく一方、身重の妻・レナの身に異変が起きていた。見る影もなくやつれ果てた彼女の気鬱の理由は、中央アジアで夫に吐いた“嘘”にあった……。
妻を救うため、良造は“危険な相棒”と共に、再び中央アジアへと旅立つ──!
芝村裕吏・しずまよしのりのタッグが贈る、大陸冒険浪漫譚──絶好調の第五弾!
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