異形に歪んだ超大な《大機関時計》が墓標のようにこの星の全土に突き立ったその日、世界は終わった。 機械死人(サイバーゾンビー)が呻きを上げ、生き残った僅かな命を貪り尽くして静かになった世界に残された最後の“人”、青年・キリエと少女・ジュヌヴィエーヴ。ふたり寄り添いながら、すれ違いながら、死んでしまった世界の果てで最後の場所(サンクチュアリ)を求め、旅を続ける―― 「スチームパンクシリーズ」の桜井光が綴る“美しい終末世界(ビューティフル・ディストピア)”
シナリオライター、小説家。代表作として「スチームパンクシリーズ」(Liar-soft)、『殺戮のマトリクスエッジ』(ガガガ文庫)、PSYCHO-PASS『追跡者 縢秀星』(Nitroplus Books)、Fate/Prototype『蒼銀のフラグメンツ』(KADOKAWA)などがある。
イラストレーター。大胆かつ繊細な構図とタッチで描かれるキャラクターは、男性のみならず女性ファンも多い。代表作『漆黒のシャルノス -What a beautiful tomorrow-』『紫影のソナーニル -What a beautiful memories-』(Liar-soft)などがある。