愛する六本木に捧ぐ。 ――原くくる 六本木の夜。想像妊娠する少女。彼女の“子どもたち”の父親は――誰? 信仰、怒り、そして「許し」。女性が女性であることの原罪……この世のあらゆる“地獄”を詰め切って演劇シーンの未来をノックする若き才能、原くくるが脚本・演出・出演のすべてを務めた衝撃作、『六本木少女地獄』ほか、全五編の戯曲を収録。
92年生まれ。東京都出身。現在、都立六本木高校演劇部在籍中。脚本、演出、出演を務めた戯曲『六本木少女地獄』は2010年度の東京都高等学校演劇コンクールにて教育委員会賞、審査員特別賞、中央委員会賞、アマチュア演劇創作脚本賞を受賞。続く関東高等学校演劇研究大会では優秀賞を受賞。演劇シーンの未来をノックする旗手として演劇界にデビューを飾った期待の新人。
83年生まれ。02年、『クビキリサイクル』(西尾維新/講談社ノベルス)の担当イラストレーターとしてデビューを飾り、その独創的な色彩感覚&デザイン感覚によって熱狂的なファンを数多く獲得する。近刊には『星海社朗読館 「銀河鉄道の夜」』(宮沢賢治/星海社FICTIONS)などがあり、絵筆の領域を着実に広げている。