資本論入門
日本のマルクス経済学研究の最高峰に位置する著者の業績は、宇野経済学の名の下に、科学とイデオロギーの峻別、原理論・段階論・現状分析の三段階論の方法、『資本論』の独自な解釈、などの特色をもつ体系として結実した。このマルクス経済学の泰斗が、『資本論』の構成と内容を論じた本書は、単なる解説的入門書ではなく、創造的研究に基づいてその解明を試みたものであり、『資本論』を深く学ぼうとする人にとって不可欠の名著である。
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