「アメリカン・ファシズム」既刊・関連作品一覧
デモクラシーの行きつくところ、ファシズムの影がしのびよる! 1930年代ルイジアナ州。不正選挙により史上空前の独裁を打ち立て、大統領の座をも狙った稀代のデマゴーグ、ヒューイ・ロング。ローズヴェルトがもっとも恐れた彼の軌跡をたどり、民主主義社会の陥穽を検証する。
【目次】
序章――アメリカにファシズムはあったのか
第一章 〈見える支配〉と〈見えない支配〉
1 ヒューイ・ロングの三大要素
2 〈見えない〉支配
3 顕在化する〈見えない支配〉
第二章 ロングVS.ローズヴェルト
1 呪われたアメリカとロングの夢
2 ローズヴェルトの憂鬱と怒り
3 「クローフィッシュ」ヒューイ・ロング
4 連邦/反対派の「響きと怒り」
5 FDR政治のロング化
第三章 ルイジアナ独裁
1 課税による検閲
2 司法権の強奪
3 もっとも恐ろしい男の反撃
4 血みどろのペリカン州
第五章 だれがロングを殺したのか
1 一九三八年九月八日
2 カール・オースチン・ワイスは犯人なのか
3 殉教と陰謀のはざまに
4 ひとつの仮説
5 なにがロングを殺したのか
終章――キングフィッシュの影の下に
註
あとがき
年表
索引
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