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東大生が教える「戦争の終わり方」の歴史

歴史上の「戦争の終わり方」を東大生が徹底リサーチ!

世界史上、数多くの戦争が行われてきましたが、その後の世界を大きく左右したのは戦争の過程よりもその「終わり方」です。東大生チーム「東大カルペ・ディエム」が戦争の歴史を調べ上げた結果わかったのは、「戦争は敵の軍隊を倒せば終わる、とは限らない」ということでした。本書では、戦争の終わり方を「軍隊の勝利・敗北」「領土の占領や戦力の枯渇」「宗教問題が関わり、長期化したり特徴的な終わり方になった」「両者の妥協によって終わった」「複数国が関わって複雑化した」の5つのパターンに分類し、31の戦争の終わり方がその後の世界に与えた影響をまとめました。今現在も続いている戦争を考える一助となれば幸いです。

*本書目次
序 章 戦争はどうすれば「終わる」のか

第1章 軍隊の勝利・敗北で終わった戦争
普墺戦争
アヘン戦争
イギリス・ザンジバル戦争
シク戦争
ソ連=フィンランド戦争
カタラウヌムの戦い

第2章 首都・領土の奪還・占領・陥落や、戦力の枯渇で終わった戦争
フレンチ・インディアン戦争
イタリア統一戦争
南北戦争
米西戦争
南アフリカ戦争(ブール戦争)
コンスタンティノープル包囲戦
フォークランド戦争(マルビナス戦争)

第3章 宗教問題が関わり、長期化したり特徴的な終わり方になった戦争
百年戦争
レコンキスタ
フス戦争
三十年戦争
大トルコ戦争
チベット動乱
三三五年戦争

第4章 両者の妥協によって終わった戦争
薩英戦争
日露戦争
朝鮮戦争
ベトナム戦争
中ソ国境紛争

第5章 複数国が関わって複雑化した戦争
スペイン継承戦争
クリミア戦争
スペイン内戦
グアテマラ内戦
日中戦争
太平洋戦争

おわりに ウクライナ戦争の終わり方を考える