「楽器の科学 角笛からシンセサイザーまで」既刊・関連作品一覧

楽器の科学 角笛からシンセサイザーまで

科学を楽しむ本――もちろん楽器を楽しみながら
《口笛》は唇の振動で鳴るのではない。空気の振動で鳴るのである。
《ほら貝》はしかし、唇で鳴らす。木の吹き口がついていれば比叡山より南方のもの。吹き口が断ち切りならば北方のもの。
《バイオリン》のエネルギーは0.00数ミリワット。
《オーケストラ》全体でも70ワット。やっと螢光灯3本分。だが、これで聴衆は酔う。
《シンセサイザー》はかけひの応用。電圧をためては放出し、波を作る。

本書は1979年初版発行です。
同じくブルーバックスから『楽器の科学 美しい音色を生み出す「構造」と「しくみ」』が刊行されていますが、こちらは2022年4月発行で、著者・内容ともに異なります。