「若さは心臓から築く」既刊・関連作品一覧

若さは心臓から築く

世界屈指の心臓外科医で、上皇陛下の執刀医。上皇さま、美智子さまにもお伝えした心臓との付き合い方。

「心臓はホルモン分泌や自律神経の働きにも関係しているので、手術を受けたあとに、肌ツヤがよくなったり、白かった髪の毛が黒くなったりする人もいます。さらに手術によって心臓への不安が取り除かれると、新たなことへ取り組む意欲や気力までわいてきます。つまり、「若さを築いているのは丈夫な心臓」といっても過言ではないのです。

心臓さえ元気であれば、新型コロナも、ほかの病気があっても多くは対応できるのです。本書は、「心臓病治療の今」と、「心臓病のサイン」、「心臓を守る暮らし方」、「寿命が20年は変わる薬との付き合い方」を網羅した、真に「人生100年時代」実現するためのもっともわかりやすい心臓の本です。

[主な内容]
・ときどき襲う胸の痛み。心臓のどこかが悪いのだろうか
・急に胸が激しく締めつけられ、息苦しくなったら
・健康診断で指摘された動脈硬化。さて、どうする?
・詰まった冠動脈の血流を再開させたい
・外科手術と、カテーテル治療、何がどう違う? 
・90歳でも心臓手術を受けることは可能か 
・おならが臭い人は、心臓病を招きやすい 
・ウイルスによる脱水が心臓病の引き金になる 
・暮らしのなかで心臓の弁の状態を把握する方法 
・薬の使い方によって寿命は20年、変わってくる
・心臓病と肺炎。なぜ感染で重症化しやすいのか 

・著者紹介
天野 篤(あまの あつし)
心臓血管外科医。順天堂大学医学部教授。
1955年、埼玉県蓮田市に生まれる。
1983年、日本大学医学部卒業後、医師国家試験合格。関東逓信病院(現・NTТ東日本関東病院。東京都品川区)で臨床研修医ののち、亀田総合病院(千葉県鴨川市)研修医となる。1989年、同心臓血管外科医長を経て、1991年、新東京病院(千葉県松戸市)心臓血管外科科長、1994年、同部長。1997年、新東京病院での年間手術症例数が493例となり、冠動脈バイパス手術の症例数で日本一となる。2001年4月、昭和大学横浜市北部病院循環器センター長・教授。
2002年7月、順天堂大学医学部心臓血管外科教授に就任。
2012年2月、東京大学医学部附属病院で行われた上皇陛下(当時の天皇陛下)の心臓手術(冠動脈バイパス手術)を執刀。
2016年4月より2018年3月まで、順天堂大学医学部附属順天堂医院院長。
心臓を動かした状態で行う「オフポンプ術」の第一人者で、執刀した手術は9000例に迫り、成功率は99.5%以上。