「アルツハイマー病のことがわかる本」既刊・関連作品一覧
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ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【進行を遅らせるために今、できること】
日本には、500万人を超える認知症の人がいます(2018年末)。
認知症をまねく最大の原因がアルツハイマー病です。
その発症は早く、認知症に至る20年以上前から発症しますが、
脳の働きのすべてが一度に失われていくわけではありません。
より早い段階で気づくことができれば
認知症の発症・進行を抑えられる可能性があります。
最近の研究で、加齢だけでなく、食事・運動・睡眠などの生活習慣が、
アルツハイマー病の進みぐあいを左右する要因になっていることがわかってきています。
生活改善に取り組むことは、アルツハイマー病の診断がついていても、
ついていなくてもできる有効な対策です。
本書では、アルツハイマー病について解明されている最新情報をもとに
病気の基礎知識から認知症に至るまでの経過や、症状が進んだ場合の対応まで
イラストを使ってわかりやすく解説。
今できることに取り組んでいこうと、前向きな気持ちになれる一冊です。
【主なポイント】
*認知症の6割はアルツハイマー病が原因で起こる
*アルツハイマー病のはじまりは無症状。20年以上かけてゆっくり進む
*脳にたまった「アミロイドβ」が神経細胞を壊れていく
*MRIで異常がみつかるのは脳の萎縮が始まってから
*「もとどおりに」は難しい。「進めないこと」が大切
*認知症の発症・進行リスクを高める9つの要因
*「生活改善」は認知症発症前でも後でも進行予防になる
*65歳未満で発症する「若年性アルツハイマー病」の問題とは
*認知症治療薬に期待できること
【本書の内容】
第1章 「アルツハイマー病」と「認知症」は同じもの?
第2章 脳の中でなにが起きているのか?
第3章 生活改善が進行を防ぐ鍵
第4章 脳の「予備能」を高める治療とリハビリ
第5章 この先も穏やかに暮らしていくために
【監修者プロフィール】
新井平伊(あらい・へいい)
1984年順天堂大学大学院修了。東京都精神医学総合研究所精神薬理部門主任研究員、順天堂大学医学部講師、順天堂大学大学院精神・行動科学教授を経て、2019年よりアルツクリニック東京院長。順天堂大学医学部名誉教授。アルツハイマー病の基礎と臨床を中心とした老年精神医学が専門。日本老年精神医学会前理事長。1999年、当時日本で唯一の「若年性アルツハイマー病専門外来」を開設。2019年、世界に先駆けてアミロイドPET検査を含む「健脳ドック」を導入した。