「脳卒中の再発を防ぐ本」既刊・関連作品一覧
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ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【“二度目”を起こさないためにできること】
脳卒中は突然起こり、その後の生活を大きく左右します。
また、脳卒中は再発が多い病気です。再発すると初発よりも症状が重くなりやすく、脳の別の部位がダメージを受けて新たな症状が現れることもあります。発症後1年間が最も再発率が高く、この時期は治療を継続中であっても油断は大敵です。
本書は、急性期治療以降の脳卒中の再発予防に取り組むための指針を示した書です。なぜ脳卒中になったか、再発を防ぐためにどうしたらよいかをわかりやすく図解にしました。
脳卒中の多くは、若いころからの生活習慣の結果として起こってきます。脳卒中の治療は日々進歩し、死亡率は低下していますが、再発予防の治療を中断する人が多いことが問題になっています。自宅でも薬の服用と生活習慣の改善を、一生続ける覚悟が必要です。
退院後の「生活」が本当の勝負。二度と脳卒中を起こさず、安心して暮らすために、本書で今すぐできることから取り組みましょう。
【主なポイント】
*脳卒中[脳梗塞・脳出血・くも膜下出血]のタイプを知って対策をとる
*動脈硬化が進んだ血管は脳卒中の治療後も元に戻らない
*血圧・血糖値・血中脂質は薬と生活習慣の改善で徹底管理する
*脳梗塞は血栓を防ぐ薬[抗血小板薬・抗凝固薬]を生涯服用する
*再発可能性の高い未破裂の脳動脈瘤や心房細動は手術を検討
*再発をくり返すと脳神経細胞がダメージを受け認知症や寝たきりに
*安静にしすぎるのは禁物。積極的に歩いて体を動かすこと
*ストレスや疲れは血管の老化を進めるので、ためこまない
*初発とは違うことが多い、知っておくべき再発時のサイン「FAST」