「リビア砂漠探検記」既刊・関連作品一覧
- 電子あり
陸の極地、リビア砂漠。この本は、ここに生きるベドウィン族の詳細な生活誌である。特に遊牧民が、石油ブームやモータリゼーションの波をうけ、定着の生活へその伝統的生活様式を変えてゆく状況が、如実に描かれている。著者は単独で危険を冒し、商いする人々のキャラバンに潜り込み、無人の岩と砂の3200キロの砂漠縦断を敢行。ここに稀有の紀行が生まれた。
冒険精神にみちた少壮人類学者の砂漠縦断記遊牧民が現代文明の波に伝統的生活様式を変えつつある状況を生々と伝えている点、単独で商人のキャラバンに潜入し成し遂げた点で第一級の紀行と梅棹忠夫は賞賛。
最初へ
«
1
»
最後へ