「分子レベルで見た体のはたらき」既刊・関連作品一覧

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分子レベルで見た体のはたらき

生命とは、無数の「タンパク質分子」が織りなす、驚くほどの秩序を持った化学反応だ。生命の営みに必要な全ての化学反応が、DNAに書かれている20種類のアミノ酸からなるタンパク質によって行われる。なぜ、そのように働くのか? 最新バイオサイエンスで明らかにされたタンパク質の働きと働く仕組みを、119点の高精細3Dカラー図版を使って解説。無料分子グラフィック・ソフトウェア『CCP4mg』の使い方も巻末に。


「生命」とは何だろう?
 生命とは、無数の「タンパク質分子」が織りなす、驚くほどの秩序を持った化学反応です。遺伝情報の制御、情報伝達、食物の消化、ATPの生産、免疫、物質の変換と循環など、生命の営みに必要な全ての化学反応が、DNAに書かれているわずか20種類のアミノ酸からなるタンパク質によって、瞬時も休まず行われています。
 では、タンパク質は「なぜ、そのように働くことができる」のでしょうか?
 それには、タンパク質の立体構造が大きく関わっています。
 本書は、最新のX線結晶解析とバイオサイエンスによって明らかにされた生命を司るタンパク質を、119点の高精細3Dカラー図版を使って、その働きと働く仕組みを解説します。
 さらに、無料でダウンロードできる『分子グラフィック・ソフトウェアCCP4mg』の使い方と、「PDBデータのダウンロード方法」も解説しているので、自分のPCで確認しながら、より深く理解することができます。