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なりたて中学生 中級編

第57回日本児童文学者協会賞を受賞! 同じ小学校からの進学組がおらず、アウェイの状況でスタートしたテツオの中学校生活。広報委員として部活動をデジカメを回しながら視察し、記事を書くという大役をおおせつかるが、「お前はどうすんねん!」とツッコまれても仕方ないヘタレっぷりで、いっしょに制服を採寸した仲の杏里も呆れ顔。数学、英語という「学問」に触れたり、初めて尽くしの「中学生」稼業を、よろよろと進行中!


第57回日本児童文学者協会賞を受賞しました!

土矢小学校に通っていたのに、小学校卒業があと間近というタイミングで、親が、いま住んでいるアパートから、ほんのちょっと離れたところに念願のマイホームを建てたものだから、親友の小谷や菱田といっしょに土矢中学校に進学できず、瀬谷中学校に通うことになってしまった成田鉄男=ナリタテツオ。

超アウェイの状況でスタートした中学校生活、テツオはなんとかクラスで「広報委員」というポジションを確保し、委員として、いろいろな部活をデジカメを回しながら視察し、記事を書くという大役をおおせつかる。が、「肝心のお前はどうすんねん!」とツッコまれても仕方ない、変わらぬヘタレっぷりで、いっしょに制服を採寸した仲の杏里も、ややあきれ顔。
あーあ、杏里はどこの部活に入るんかいな――と気になってみたりしながら、初めて数学、英語という「学問」に触れて、その凄みを知ったりして、ちょっと頼りないけれど、初めて尽くしの「中学生」稼業を、よろよろと進行しているのであった!