「小さな人のむかしの話」既刊・関連作品一覧

小さな人のむかしの話

伝説の小人、コロボックルの古老、ツムジのじいさまが、コロボックルにつたわる古い話を、年代順に語ってくれた。
上古(じょうこ)のころの「スクナヒコとオオクルヌシ」。奈良時代らしい「水あらそいとヒコ」と、平安末期の「アシナガのいましめ」。「虫づくし」は、平安から室町ごろの話らしい。鎌倉時代の「長者さまの姉むすめに、室町初期の「モモノヒコ=タロウ」。「虫守りのムシコヒメ」は戦国時代らしく、江戸には、「ふたりの名人」と、「藤助の伝記」がある。9話それぞれにおもしろい、小人たちのむかし話集。