「排泄の援助」既刊・関連作品一覧

排泄の援助

排尿・排便パターンを整え快適さを実現する
新生児から高齢者まで、年代・性別を問わずあらゆる人の生命と生活を支える排泄ニード。日常生活レベルから人工の肛門や尿排出口を用いる状態まで、そのニードを満たせないでいる人々をきめこまかくケアする看護の実践書。

排尿と排便からなる排泄は、人間が生命を維持するうえで必須の行動である。不要となった成分を尿や便として体外に排出することで、水分や電解質を調整し、身体の生理機能の恒常性を保っているのである。加えて、排泄行動は、羞恥心や自立心、社会生活、セクシュアルライフに深く関わる心理社会的行動でもある。それだけに、排泄に障害をきたしたクライエントには、生理的、心理社会的アプローチからのぞむ“全人看護”が求められる。ロイ適応モデルを用いて全人看護の実践を示す本書は、人間中心の看護を目指す看護従事者にとって格好の道標となる書。