「謎の1セント硬貨 真実は細部に宿るinUSA」既刊・関連作品一覧

謎の1セント硬貨 真実は細部に宿るinUSA

言わずと知れた「宇宙飛行士・向井千秋さんのご主人」向井万起男さんの最新刊は、大ベストセラー『君について行こう』『女房が宇宙を飛んだ』以来10年ぶりとなる書き下ろし大作です。「満を持して」出版された本書の内容は、一言で言えば「いまだかつてない、誰も読んだことのないアメリカ論」。以下、ご本人による内容紹介です。

日本に残された私は、定期的に休暇をとってアメリカに出かけることになりました。女房訪ねて三千里というわけです。そんな生活を10年以上にもわたって送っているうちに、私は或る事にフッと気付いたのです。オレの女房はアメリカという国の社会システムについてヤケに詳しくなってるじゃん、と。これは、私のどうってことない人生における最大の発見でした。
私はアメリカに出かけるたびに女房とドライブ旅行をするようになったのです。しかも、ホテルの予約など一切しない行き当たりばったりのドライブ旅行。そんなことしてホントにダイジョウブかよ、アメリカは日本より危ない国じゃないか、という私の心配なんかに女房は耳を貸しません。“マキオちゃんはつまんないこと心配してんのね。ダイジョウブだって”と言うばかり。そして、ホントにダイジョウブで何の問題も起こらないんですよ、いつも。女房がヤケにアメリカのシステムに詳しいので。
で、私は決心したのです。オレがタダで独占している史上最高のツアコンとアメリカをドライブ旅行した経験を書こう、と。なにしろ私は女房のおかげで、日本の方々が誰も行ったことがない場所にヤケに行っているし、日本の方々が誰も経験したことがないことをヤケに経験をしているので。
ところで、書こうと思ったらすぐに書けるわけではありません。アメリカはダダッ広いからです。私は選りすぐった場所・経験を書きたいと思ったのです。私にだって一応、そのくらいのプライドはありますから。というわけで、構想を錬り始めてから年数がかなり必要だったのです。が、しかし、構想を練り始めてからヤケに年数がかかった理由はそれだけではありません。
実は、私は女房と一緒にアメリカで経験したことについて、関連するアメリカのホームページを探し、見も知らないアメリカ人にメールを送って質問しまくっていたのです。これは本に書くなどというつもりではなく、単なる趣味として。ところが、いざ本を書こうとしたと