「中国人、韓国人、アメリカ人の言い分を論破する法」既刊・関連作品一覧
著者は1980年代から、日本人にとって、テーマを決めて討論をすることの大切さを訴え、ディベート教育は学校でも一部行われるようになり、社会においてもその重要性は認められつつあります。今、中国、韓国、アメリカなどから、日本に対して厳しい言葉が浴びせられかけています。もちろんそれは感情的なものが密接に関わっているわけですが、相手の言い分に対しては、きちんと反論し、日本の考えを主張しなければ、戦いに負けたことになります。著者は言います。徹底的に論争をしたあと、「相手の顔を見たくない」などと言う日本人は少なくないけれど、外国人は論争したあと、にっこり笑って握手を求めてくれる、と。つまり、「ディベート」というぶつかり合いなくして「納得」は無いのです。謝罪すれば事はすむわけではなく、実際、戦後66年がそのように経過してしまったのです。
著者は、中国で新華社通信編集長とも公開ディベートを行い、韓国にても従軍慰安婦などのテーマでディベートをしてきました。アメリカ人とは日本外国人記者クラブで長年、ディベートをしてきました。本書は、実体験も織り込みながら、ディベートとは何かということを解説し、中国人、韓国人、アメリカ人の特徴を解説しながら、ディベートの実例、そのポイントを明かして、実際にディベートで勝てるようにしていくものです。
著者は言います。──これまでの日本では、「和」とされるものは戦わないことだった。しかし、今、ディベートこそが「和」に至るプロセスである。ディベートで敵は何を考えているか理解し、ディベートを通じて、品格ある勝ち方をする。日本を守るには、このディベートが肝心なのだ。