「泰治が歩く」既刊・関連作品一覧

泰治が歩く

食うに追われた戦中戦後の時代を、農業に転じて、ひたむきに生き続けた原田一家――。小児麻痺(しょうにまひ)を患(わずら)った足を引き摺(ず)りながら、懸命に歩きつづけた末息子・泰治――。本書は、素朴画家・原田泰治が、その苦闘の果てに、見事に描きだした、詩情溢(あふ)れる絵画の履歴(りれき)書である。