「人体冷凍 不死販売財団の恐怖」既刊・関連作品一覧

人体冷凍 不死販売財団の恐怖

すべて実話です。
2010年、講談社で一番「怖い」本だと思います。(担当・談)

【クライオニクス】(CRYONICS)
病気で死んだ人間の身体を冷凍保存する行為。
その病気の治療法が開発された未来に甦り、
新たな人生を送ることを主な目的とする。人体冷凍保存術。

【アルコー延命財団】(ALCOR LIFE EXTENSION FOUNDATION)
米国でクライオニクスを実践する先駆的組織・・・・・・。

好奇心と好待遇に惹かれて、転職を決意したロサンゼルス在住の救命救急士、ラリー。
だが、新たに選んだ職場は、人体の冷凍保存と未来での復活を狂信する科学カルト財団だった。
人体冷凍保存術という“儀式”のインチキ、永遠の生命を信じるマッド・サイエンティストの同僚たち、
そして、強引に首を切断するなど、思わず目を覆いたくなるような、杜撰で血まみれの遺体保存オペレーション。

「ラリー、冷凍されている間は彼等は死んではいない。生きているんだ!」

組織の実態を知ったラリーは、やがて告発を決意するのだが・・・・・・
「スティーブン・キングよりも怖い」と、アメリカ全土を震撼させた戦慄の実話ホラー。
衝撃写真多数あり。

ちなみにこの財団、現在も活動中です・・・・・・。


【著者紹介】
ラリー・ジョンソン
救急救命士、航空救命士、大都市での救急サービス会社医療部長など、救急医療分野で30年以上のキャリアを持つ。
救急医療の教科書として現在広く使用されている『クリティカル・ケア・パラメディック』(プレンティス・ホール社 2005年)の執筆にも協力。
2003年、アルコー延命財団の内部告発を行ったために殺害の脅迫を受けた。
現在もアルコーの追手から逃れて潜伏中。

【訳者紹介】
渡会圭子
翻訳家。上智大学文学部卒業。主な訳書にガブリエル・ウォーカー『スノーボール・アース』、『大気の海』、コリン・エラード『イマココ』(以上、早川書房)、
リタ・カーター『パーソナリティ・ホイール』(武田ランダムハウスジャパン)、トーマス・ヘイガー『大気を変える錬金術』(みすず書房)などがある。