「新型インフルエンザの「正体」」既刊・関連作品一覧
マスクと消毒液の組み合せが効果的!
ワクチンには効果なし! 空間消毒がカギ
ウイルスの遺伝子変異で大流行の予感。第一人者が間違いだらけの情報と予防対策を正す
……だとすると、2010年のワクチンの効果には期待が持てないことになる。高い金を払い、こうしたワクチンの接種を受ける国民は救われない。ワクチンとは国民の重要な病気予防の武器であると、私は考えている。だが国民の自己負担によるワクチン接種を国が推奨するなら、なるべく効果の高いワクチンを作り、効果を表す数字を国が毎年示すことが責任ある態度であり、国の義務であるということにならないだろうか。国民はワクチンがどれだけ効くのかを、消費者庁に持ち込んで評価することができるし、やみくもに受け入れることにはならないだろう。インフルエンザ行政には問題があり、今冬のワクチンは危ないと思われる。この意味で今冬の対策は、予防に有効な空間消毒液を使用することも考えなくてはならないだろう。――<本文より>
●新型の「正体」はキメラウイルス
●ハリケーンのような「大流行」
●若い人と高齢者の被害が大きい
●予測を誤り、効果のないワクチン
●アルコール消毒は効かない
●水のうがいはダメ、歯磨き粉で
●目をこすっての結膜炎にも要注意
●マスクと消毒液を組み合わせる
●インフルエンザは人智の上を行く
●トリウイルス大流行は20年先
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