「若手研究者のための有機・高分子測定ラボガイド」既刊・関連作品一覧
研究室で、企業の第一線で初めて実験をまかされたとき役だつ測定ラボガイド!!
分子の構造と物質の物性を測定する時どんな測定法があってどれを選べばいいか何をしたいかに応じた最適の測定法がわかる
“近年、物質・材料研究とりわけ分子性物質である有機物質や高分子物質の研究は、その研究対象が多様で複雑となり、研究手法も多種・多様、高度化してきた。研究初心者にとって、この状況に対応しその研究法を身につけるには、大変な努力と時間が必要である。研究室に入ってきた学部4年生や修士1年の学生はもとより、企業の研究開発の初心者・異分野の研究者も同じ問題を抱えている。これを解決するための一助になればとの思いで企画されたのが本書である。本書は、分子性物質の構造と物性について、何が問題で何を測定し、そのためにはどのような測定法があるのか、さらにはその測定法では何がわかり、どのようにして測定するかを研究初心者に教えてくれる測定法の入門書である。”――<本書「序文」より>
目次
第1部 知りたい情報と測定法――何をしたいのか
第2部 測定法の選択――どうすればいいか
1.分子構造
2.高次構造
3.マクロ物性
第3部 測定法各論――これが使える
1.クロマトグラフィー
2.質量分析
3.赤外吸収スペクトルとラマン散乱スペクトル
4.核磁気共鳴――分子構造の同定
5.吸収および蛍光スペクトルと過渡測定
6.光学活性測定
7.電子スピン共鳴
8.電気化学測定
9.光電子分光法、X線吸収分光法
10.単結晶X線構造解析
11.X線・中性子線の散乱
12.X線・中性子線の反射率測定
13.静的光散乱
14.動的光散乱
15.電子顕微鏡と電子線トモグラフィー
16.光学顕微鏡
17.走査プローブ顕微鏡
18.核磁気共鳴――高次構造と緩和
19.熱測定と熱分析
20.固体力学・レオロジー測定
21.電気物性測定
22.光・電子機能測定
23.光物性
24.表面・界面物性測定
25.透過・分離膜物性