「自治体クライシス 赤字第三セクターとの闘い」既刊・関連作品一覧

自治体クライシス 赤字第三セクターとの闘い

煽った国も銀行も借金で瀕死の市町村を見捨てていた! 廃墟と化したリゾート施設、一括返済の恐怖に脅える市長、金融機関に訴えられた町、風呂にも入れない住民たち……。NHK『クローズアップ現代』があぶり出した真実。敏腕プロデューサーが描く衝撃のノンフィクション!


NHK『クローズアップ現代』で大反響の「日本を食い潰す第三セクターと自治体病院」の真実
敏腕プロデューサーが描く衝撃のノンフィクション!
第二、第三の夕張市=破綻する市町村がまもなく出現する……

かつてバブル期を中心に、日本全国で続々と設立された第三セクター。
国も銀行も第三セクターによる開発を煽りまくり、その結果、各地で巨大リゾートが林立したが、今、その多くは「廃墟」となっている。また、次々と開業・改築された多くの自治体病院からも医師が消え、空洞化が進んでいる。
残されたのは膨大な借金と赤字の山だ。
その赤字はまもなく新しい法律で自治体の会計に連結され、その財政を直撃する。
国にも銀行にも見捨てられ、どれだけの市町村が破綻するのか。人々の生活は、どこまで追いつめられるのか――。

各地に残る朽ち果てた巨大施設、一括返済に脅える首長、金融機関に訴えられた町、風呂にも入れない住民たち、診療科が閉鎖されていく病院……など、徹底取材でショッキングな真実をあぶり出した一冊。

はじめに
第1章 市町村を追いつめる恐るべき法律
第2章 「赤字第三セクター」という底なし沼
第3章 すべての悪夢はリゾート法から始まった
第4章 廃墟と借金の山が残されて
第5章 突然の返済要求を突きつけられた町
第6章 金融機関との果てしない交渉
第7章 「旗を振った」国の重大な責任
第8章 病院に蝕まれた瀕死の自治体
おわりに