「究極の身体(がん)」既刊・関連作品一覧

究極の身体(がん)

身体の謎解きが始まる!
上下左右に方向転換する魚類の背骨使い、獲物を追うネコ科の猛獣の肋骨使い、2つの機能はともにヒトのDNAに備わっている!古武術と動物の目線で身体とスポーツを見続けた著者が解読する美しくすばやく動く身体の秘密!読むそばから、身体の動きが変わってくる!!

21世紀の国民体操・「ゆる体操」の考案者、渾身の名著復活!

間違いなく大腰筋はあの魚類系の脊椎運動に適応した筋肉です。魚類が持っている柔らかい鎖状の波動運動に対応して活動する性質を持っているのです。それなのに普通の人体では腰椎や仙腸関節が固まっているので、大腰筋の活動性を失わせてしまうという悲劇が起こっています。そうした余計な拘束をなくした場合、胸椎から腰椎の部分から大腰筋は吊り橋のワイヤーのように伸びて大腿骨を吊り下げているのです。大腰筋が交互にピッピッと働けば、足先までの足全体があたかも交互に鞭を打つような運動構造に見えるはずです。背骨の途中から左右2本の鞭が生えていて、その鞭がピシッと地面を打っていく……これが「究極の身体」の下半身なのです。――<本文より抜粋>

<本書の内容>
人間の身体はどこまで高められるのか?/組織分化/脱力と重心感知/背骨/多重中心構造論/手/足/肩包体(けんぽうたい)/甲腕一致/割腰(われごし)/腸腰筋/割体(かったい)/軸/全身分化/「究極の身体」の実際

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