「すらすら読める 正法眼蔵」既刊・関連作品一覧

すらすら読める 正法眼蔵

キイ・ワードは「身心脱落」

道元は、釈迦の正法を正しく読み取る智慧を、弟子たちや後世のわれわれに教えようとしました。それが『正法眼蔵』です。
総ルビつき原文 著者オリジナル現代語訳つき

仏道をならふといふは、自己をならふ也。自己をならふといふは、自己をわするるなり。角砂糖を湯の中に入れると、角砂糖は溶けてしまいます。しかし、角砂糖がなくなったのではありません。ただ溶けてしまったのです。――わたしたちは自分・自己に執着しています。その執着した自我意識の状態が角砂糖なんです。そして、この角砂糖が溶けてしまった状態が「身心脱落」であり、それを道元は別の言葉で“忘れる”と表現しました。――<本文より>