「コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる」既刊・関連作品一覧
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「バターより植物油が安全」は間違いだった
コレステロールには善玉も悪玉もない。では、なぜ「コレステロール薬」は処方されるのか?
一般に体によいと考えられている植物油は、有害なn-6系脂肪酸と体にいいn-3系脂肪酸のバランスから見直すと、ほとんどが体によくない。とりわけ大豆油、ゴマ油、コメ油、コーン油、グレープシード油、昔の紅花油などはリノール酸(n-6系脂肪酸)の比率が高い。また、カノーラ油、パーム油、オリーブ油などの植物油には、動物実験で発がん性、脳出血、腎障害などの有害作用が認められている。植物油に水素を添加して固形化したマーガリンやショートニングは、安全性に問題があるので調理に使わないこと。むしろ、肥満の原因と敬遠されがちなバターやラードを利用したほうがいい。(中略)植物油の中でもっとも安全なのは、シソ油/エゴマ油だ。その大半がα-リノレン酸(n-3系脂肪酸)でできているからである。――<第4章より>
●コレステロールは「金のなる木」
●スタチンの催奇形性
●食事療法は信じられるか
●植物油はいらない
●リノール酸は極力減らすべし
●「腹八分目」で寿命は延びるのか
●「低炭水化物食」のススメ
●「基本の食」に立ち返る
●ヒトの脂肪が果たす重要な役割
●なぜ、痩せようとするのか
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