「お狂言師歌吉うきよ暦」既刊・関連作品一覧

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お狂言師歌吉うきよ暦

そんなお役が務まるでしょうか……。

小町娘が踊りに一生を捧げ、独り身で生きていく覚悟を決めた時、公儀陰謀の影が迫り、運命が変わっていく。

「あたしも一座に」――歌吉、こと中橋広小路の駕籠屋赤松の娘・お吉は、踊りの師匠・水木歌仙率いるお狂言師一座に加えてもらうことになった。お狂言師は、大名家の奥向きにあがって狂言や踊りをご覧に入れる。胸の高鳴るような話の直後、事件は起きた。これからは、歌吉の名を立てて、生きていかなければならない。そんな折、歌吉は、何者かに連れ去られる……。
直木賞作家が放つ長編時代小説。