我が身を守る法律知識

講談社現代新書
ワガミヲマモルホウリツチシキ
  • 電子あり
我が身を守る法律知識
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内容紹介

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目次

第1章 法的紛争防止のために必要な知識と法的感覚 
予防法学のすすめ/「法の無知」から生じる日本の法的紛争/予防法学とは/予防法学の総論的事項/予防法学各分野の具体的内容

第2章 交通事故 不測の事故で人生を失う危険
交通事故の損害賠償額は驚くほど小さい/種々問題のある逸失利益算定、大きな中間利息控除/無情な過失相殺/交通事故損害賠償について考えてみるべきこと/ころばぬ先の杖―安全運転のすすめ/リスク回避のための手厚い保険加入/事故発生直後の対応/保険会社との交渉、訴訟等

第3章 不動産をめぐるトラブル 普通の市民が出あいやすい重大紛争
深刻な争いになることの多い使用貸借/賃貸借についてもトラブルは多い/土地購入に当たっての注意事項/建物購入に当たっての注意事項/欠陥住宅紛争とその予防/建物新築契約について知っておくべき事柄 /競売物件にもご注意!/隣人間紛争は一生続く心労の種

第4章 痴漢えん罪に学ぶ刑事事件の恐怖 
本当は恐ろしい日本の刑事司法システム/二つの大きな問題/痴漢えん罪とその具体的防止策/身に覚えのない痴漢の疑いをかけられたら!/もしも逮捕されてしまったら!/普通の人でも起こしやすい刑事事件類型/名誉毀損・侮辱については、背後にある問題も考える必要性

第5章 離婚、子ども、不貞 家族にかかわるトラブル 
どんな場合に離婚できるのか―離婚事由/離婚のための手続/離婚慰謝料、財産分与、年金分割/親権者の指定、養育費と生活費、面会交流/離婚前の別居夫婦間の子の奪い合い/国際結婚についての注意事項/日本の家族法関連法制度・判例等の問題点/親族法の改正について/夫や妻の不貞の相手方に対する慰謝料請求の是非/ちょっとどうかという訴えも……
/男女関係にまつわるそのほかのトラブル・危険事項

第6章 相続をめぐる「骨肉の争い」とその予防策 
激増している相続紛争/相続人と相続分、配偶者居住権、相続放棄/遺言の方法/公正証書遺言の問題/遺産分割とその具体的事例/遺留分侵害額請求とその具体的事例/相続紛争を家裁で一括解決するための改革案/相続紛争の実態と紛争防止のための基本的注意事項/「相続税対策」の落とし穴

第7章 雇用、投資、保証 経済取引関連紛争
雇用をめぐる紛争(1)残業代不払(2)過労死、過労自殺と労災請求(3)解雇(4)各種のハラスメント/雇用紛争の背景にある問題/投資についての基本的かつ重要な注意事項/保証は、保証人も債権者もご注意を

第8章 日常生活にひそむ危険 医療、日常事故、いじめ、海外旅行、高齢者詐欺
医療訴訟は難しいので予防が肝心/日常生活上の思いがけない事故にもご注意!/いじめに対する適切な対処の方法/海外旅行にも危険がいっぱい/詐欺や悪質商法から高齢者を守るには

第9章 紛争が起こってしまったら 弁護士の選び方、とりうる方法等
法律相談から弁護士委任まで/弁護士の費用と報酬―委任に当たっての注意事項/さまざまな紛争解決方法/本人訴訟の是非

終章

製品情報

製品名 我が身を守る法律知識
著者名 著:瀬木 比呂志
発売日 2023年03月16日
価格 定価:1,100円(本体1,000円)
ISBN 978-4-06-531284-1
通巻番号 2697
判型 新書
ページ数 256ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:瀬木 比呂志(セギ ヒロシ)

1954年、名古屋市生まれ。東京大学法学部卒業。1979年から裁判官。2012年明治大学教授に転身、専門は民事訴訟法・法社会学。在米研究2回。著書に、『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(第2回城山三郎賞受賞)『民事裁判入門』(いずれも講談社現代新書)、『檻の中の裁判官』(角川新書)、『リベラルアーツの学び方』『究極の独学術』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『教養としての現代漫画』(日本文芸社)、『裁判官・学者の哲学と意見』(現代書館)、小説『黒い巨塔 最高裁判所』(講談社文庫)、また、専門書として、『民事訴訟法』『民事保全法』『民事訴訟の本質と諸相』『民事訴訟実務・制度要論』『ケース演習 民事訴訟実務と法的思考』(いずれも日本評論社)、『民事裁判実務と理論の架橋』(判例タイムズ社)等がある。

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