羅針盤は壊れても

文芸(単行本)
ラシンバンハコワレテモ
  • 電子あり
羅針盤は壊れても
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内容紹介

【上製函入りの豪華レトロ仕様/8ページの特別折込み付録に、幻の掌篇「一隅の夜」を収録!】

負の日々を無為に送る貫多は、なぜ「私小説」を書き始めたのか?

惨めで不様だが不屈でもある、その出発点を刻む傑作

大丈夫だ、まだ、大丈夫なはずだ――
中卒、日雇いバイト暮しの北町貫多は、二十三歳を迎えて自身の人生の敗北を決定的に覚えるようになっていた。
その彼の唯一の慰めは田中英光の私小説の復読であり、やがて冴えない日々の中で藤澤清造の著作にも出会う。
そして貫多は、自らも私小説を書いてみるのだが――。
生命力あふれる生活不能者の儚い希望とあえなき挫折を描く、最新の孤狼私小説集。表題作と「陋劣夜曲」に加え、現在品切れとなっている「廃疾かかえて」「瘡瘢旅行」の二篇を再録。

製品情報

製品名 羅針盤は壊れても
著者名 著:西村 賢太
発売日 2018年12月07日
価格 定価 : 本体3,000円(税別)
ISBN 978-4-06-513804-5
判型 四六
ページ数 250ページ
初出 群像|「陋劣夜曲」…2018年1月号、「羅針盤は壊れても」…2018年9月号、「廃疾かかえて」…2008年11月号、「瘡瘢旅行」…2009年4月号。「廃疾かかえて」「瘡瘢旅行」は、『瘡瘢旅行』(2009年8月 講談社)、『廃疾かかえて』(2011年5月 新潮文庫)より再録・再編集したものです。

著者紹介

著:西村 賢太(ニシムラ ケンタ)

1967(昭和42)年7月12日、東京都江戸川区生まれ。中卒。新潮文庫版『根津権現裏』『藤澤清造短篇集』角川文庫版『田中英光傑作選 オリンポスの果実/さようなら他』を編集、校訂、解題。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『暗渠の宿』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『随筆集 一私小説書きの弁』『人もいない春』『寒灯・腐泥の果実』『西村賢太対話集』『一私小説書きの日乗』(既刊六冊)『棺に跨がる』『形影相弔・歪んだ忌日』『けがれなき酒のへど 西村賢太自薦短篇集』『薄明鬼語 西村賢太対談集』『随筆集 一私小説書きの独語』『*(やまいだれ)の歌』『下手に居丈高』『無銭横町』『夢魔去りぬ』『東京者がたり』『風来鬼語 西村賢太対談集3』『蠕動で渉れ、汚泥の川を』『芝公園六角堂跡』『夜更けの川に落葉は流れて』などがある。

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