日本の国益

講談社現代新書
ニホンノコクエキ
  • 電子あり
日本の国益
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内容紹介

  主権や国益が優先する時代に突入し、自由貿易や法の支配といったリベラルな国際秩序が悲鳴を上げている。

 アメリカのトランプ大統領は「自国民最優先」の政策に大きく舵を切った。そして、アメリカが後退した空白を埋めるかのように、中国が「大国外交」と「核心利益」を掲げて自己主張を強め、ロシアとともに力による現状変更に動いている。欧州でもナショナリズムが高まり、国益の復権がEUのつながりを脅かしている。

 しかし、世界の激動の中で、国家をかくも駆り立てる「国益」とはそもそも何なのか?

 「国益を誤れば国家は滅びる」。戦前の日本がそうであった。しかし、それほど重大なテーマにもかかわらず、私達は国益について真剣に考えているだろうか?

 世界で国益が声高に叫ばれる今日において、改めて「国益とは何か」を考えることで、日本の行方を中長期的に思考するための外交入門。

<本書の構成>

序章  今、なぜ国益を考えるのか?
第1章 「国益」とは何か
第2章 「国益」の歴史的変遷
第3章 国益とパワーをめぐる大国の攻防
第4章 日本の国益を揺るがす三つの脅威
終章 日本の「開かれた国益」外交

目次

  • 序章:今、なぜ国益を考えるのか?
  • 第1章:国益とは何か?
  • 第2章:「国益」の歴史的変遷
  • 第3章:「偉大な米国」の衰退がもたらす二つの危機
  • 第4章:東アジアのパワー・シフトと地域秩序の変化
  • 第5章:日本の国益を揺るがす三つの危機
  • 終章:日本の「開かれた国益」外交

製品情報

製品名 日本の国益
著者名 著:小原 雅博
発売日 2018年09月19日
価格 定価 : 本体880円(税別)
ISBN 978-4-06-513126-8
通巻番号 2494
判型 新書
ページ数 296ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:小原 雅博(コハラ マサヒロ)

東京大学大学院法学政治学研究科教授。1955年、徳島県生まれ。博士(国際関係学)。東京大学卒、UCバークレーにて修士号取得。1980年に外務省に入り、アジア大洋州局審議官、在シドニー総領事、在上海総領事などを歴任した後、2015年より現職。復旦大学(上海)客員教授も務める。著書に、『東アジア共同体』、『国益と外交』(ともに日本経済新聞社)、『境界国家論』(時事通信社)、『チャイナ・ジレンマ』、『外交官の父が伝える素顔のアメリカ人の生活と英語』(ともにディスカバー・トゥエンティワン)『日本走向何方』(中信出版社)など。東大では、現代日本外交を担当。外交官としての実務経験と大学での理論研究に基づく国際政治学を探求。Critical thinkingによる授業を重視。「白熱ゼミ」をオトバンクで放送中。

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