日本永代蔵 全訳注

講談社学術文庫
ニッポンエイタイグラゼンヤクチュウ
  • 電子あり
日本永代蔵 全訳注
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

+ もっとみる

目次

  • 巻一
  • 初午は乗てくる仕合/二代目に破る扇の風/浪風静に神通丸/昔は掛算今は当座銀/世は欲の入札に仕合
  • 巻二
  • 世界の借屋大将/怪我の冬神鳴/才覚を笠に着る大黒/天狗は家な風車/舟人馬かた鐙屋の庭
  • 巻三
  • 煎じやう常とはかはる問薬/国に移して風呂釜の大臣/世はぬき取の観音の眼/高野山借銭塚の施主/紙子身袋の破れ時
  • 巻四
  • 祈るしるしの神の折敷/心を畳込古筆屏風/仕合の種を蒔銭/茶の十徳も一度に皆/伊勢ゑびの高買
  • 巻五
  • 廻り遠きは時計細工/世渡りには淀鯉のはたらき/大豆一粒の光り堂/朝の塩籠夕の油桶/三匁五分曙のかね
  • 巻六
  • 銀のなる木は門口の柊/見立て養子が利発/買置は世の心やすい時/身体かたまる淀川のうるし/智恵をはかる八十八の升掻
  • 解説
  • 江戸時代の貨幣と経済

製品情報

製品名 日本永代蔵 全訳注
著者名 作:井原 西鶴 訳:矢野 公和 訳:有働 裕 訳:染谷 智幸
発売日 2018年09月12日
価格 定価:1,584円(本体1,440円)
ISBN 978-4-06-292475-7
通巻番号 2475
判型 A6
ページ数 456ページ
シリーズ 講談社学術文庫

著者紹介

作:井原 西鶴(イハラ サイカク)

1642(寛永19)年~1693(元禄6)年。大坂の町人の子。俗名平山藤五。江戸前期の俳人・浮世草子作者。俳人としては西山宗因に師事。1862(天和2)年『好色一代男』刊行以来、『西鶴諸国はなし』『好色五人女』『好色一代女』『世間胸算用』など代表作の多くは、のち浮世草子として文学史上の一大概念として確立される。

訳:矢野 公和(ヤノ キミオ)

1943年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修了。文学博士。元東京女子大学教授。著書に『虚構としての『日本永代蔵』』(笠間書院)。

訳:有働 裕(ウドウ ユタカ)

1957年兵庫県生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科国語科教育専攻修了。教育学修士。愛知教育大学教授。著書に『これからの古典ブンガクのために―古典教材を考える』(ぺりかん社)『西鶴はなしの想像力―『諸艶大鑑』と『西鶴諸国ばなし』』(翰林書房)『西鶴 闇への凝視―綱吉政権下のリアリティー』(三弥井書店)『「源氏物語」と戦争―戦時下の教育と古典文学』(インパクト出版会)ほか。

訳:染谷 智幸(ソメヤ トモユキ)

1957年東京都生まれ。上智大学大学院博士前期課程修了。文学博士。茨城キリスト教大学文学部教授。専門は日本文学(江戸)、日韓比較文学。著書に『男色を描く:―西鶴のBLコミカライズとアジアの〈性〉』(共著、勉誠出版)『冒険・淫風・怪異―東アジア古典小説の世界』(笠間書院)『西鶴小説論―対照的構造と「東アジア」への視界』(翰林書房)ほか。

オンライン書店で見る