内容紹介
かつてない表情をたたえる木喰仏に一目で魅入られた著者の情熱が、上人が生地に書き残した記録の発見という僥倖を呼び、後半生をかけた五千里にも及ぶ廻国修行で千躰以上の仏躯を刻んだという、江戸後期の知られざる行者の、想像を絶する生涯の全貌が明らかに。全国各地で忘れられていた多くの木喰仏が発掘される調査の過程が、後の民藝運動の礎となった記念碑的研究の書が初文庫化。
志賀直哉
「丁度いい時に発見され、丁度いい時に発見した。」
運命的出会いと驚くべき生涯。廻国修行と微笑仏と信仰の歌。
かつてない表情をたたえる木喰仏に一目で魅入られた著者の情熱が、上人が生地に書き残した記録の発見という僥倖を呼び、後半生をかけた五千里にも及ぶ廻国修行で千躰以上の仏躯を刻んだという、江戸後期の知られざる行者の、想像を絶する生涯の全貌が明らかに。全国各地で忘れられていた多くの木喰仏が発掘される調査の過程が、後の民藝運動の礎となった記念碑的研究の書が初文庫化。
製品情報
製品名 | 木喰上人 |
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著者名 | 著:柳 宗悦 |
発売日 | 2018年04月12日 |
価格 | 定価 : 本体1,800円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290373-8 |
判型 | A6 |
ページ数 | 400ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 本書は、『柳宗悦全集』第七巻「木喰五行上人」(1981年2月、筑摩書房刊)を底本とし、構成は『柳宗悦選集』第九巻「木喰上人」(1955年5月、春秋社刊)を参照しました。 |