北條民雄 小説随筆書簡集

講談社文芸文庫
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  • 電子あり
北條民雄 小説随筆書簡集
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内容紹介

当時は不治の病とされたハンセン病の診断を受け、19歳で療養所での隔離生活を余儀なくされた北條民雄。入院後に本格的に創作活動を始め、川端康成から高い評価を受けた北條は、闘病体験に基づく傑作小説「間木老人」「いのちの初夜」(文學界賞受賞、芥川賞候補)「癩院受胎」「癩家族」などを次々に発表、昭和初期の文学界に衝撃を与えた。23歳で夭逝するまで、創作期間はわずか数年。病の進行と死に直面する極限状況の中、生の根源を小説に刻みつけた作品群は、文学史に比類ない鮮烈で壮絶な頂を成している。北條のすべての小説(完成作品)を中心に、川端康成や中村光夫と交わした数多くの書簡、一部の未完小説と随筆を収録。孤高の天才作家の、魂の軌跡を辿る。

目次

  • 小説
  • いのちの初夜
  • 間木老人
  • 癩院受胎
  • 吹雪の産声
  • 癩家族
  • 望郷歌
  • 道化芝居
  • 青春の天刑病者達
  • 癩を病む青年達
  • 掌編・童話
  • 童貞記
  • 白痴
  • 戯画
  • 月日
  • 可愛いポール
  • すみれ
  • 随筆
  • 癩院記録
  • 続癩院記録
  • 発病
  • 発病した頃
  • 猫料理
  • 眼帯記
  • 柊の垣のうちから
  • 烙印をおされて
  • 書簡
  • 川端康成との往復書簡(九十通)
  • 中村光夫宛(六通)
  • 五十嵐正宛(一通)
  • 東條耿一宛(四通)
  • 光岡良二宛(一通)
  • 森信子宛(一通)
  • 小林茂宛(五通)
  • 解説  若松英輔
  • 年譜  計盛達也

製品情報

製品名 北條民雄 小説随筆書簡集
著者名 著:北條 民雄
発売日 2015年10月10日
価格 定価 : 本体2,300円(税別)
ISBN 978-4-06-290289-2
判型 A6
ページ数 648ページ
シリーズ 講談社文芸文庫
初出 本書は、東京創元社版『定本 北條民雄全集』(上巻/1980年10月刊、下巻/1980年12月刊)を底本として使用しました。

著者紹介

著:北條 民雄(ホウジョウ タミオ)

北條民雄(ほうじょう・たみお 1914・9・22~1937・12・5)小説家。陸軍経理部の父の赴任地だった京城で生まれ、徳島県阿南市で育つ。高等小学校を卒業後、14歳で上京、法政中学夜間部に学ぶ。18歳でハンセン病の診断を受け、19歳で東京府北多摩郡の全生病院で療養生活に入る。入院中の20歳、小説「間木老人」を川端康成に送り、高い評価と激励を受け、「文學界」に掲載される。21歳「いのちの初夜」が「文學界賞」を受賞、芥川賞の候補になる。23歳、結核を患い死去。

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