シャーマニズムの世界

講談社学術文庫
シャーマニズムノセカイ
著:佐々木 宏幹 装丁:島田 拓史 解説:池上 良正 装丁:蟹江 征治
シャーマニズムの世界
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

シャーマニズムとは何か。本書は、あの世や神仏、精霊などと直接交流・交信の能力をもつと信じられる人物、即ちシャーマンの宗教的社会的役割を具体的に説く。特にシャーマニズムの現象を、啓蒙されていない民衆の土俗的な習俗として捉えるのではなく、むしろ仏教やキリスト教などの世界宗教の中核をも貫く、人間の基本的な宗教現象の1つとして捉える。佐々木シャーマニズム論の原点をなす労作。

目次

  • ●第1部 憑霊(ひょうれい)
  •  ・1 人間苦と憑霊のあいだ――カリスマ的職能者誕生の心理と論理――
  •   カミダーリィの発現/カミダーリィと人間苦/神霊観――人間苦――カミダーリィ ほか
  •  ・2 日本における土着宗教と憑霊
  •   日本人の宗教生活/日本における憑霊の諸相/シャーマニックな憑霊の社会――文化的意味 ほか
  •  ・3 社会変動と憑霊
  •   神々のラッシュアワー/憑霊とシャーマン的職能者のあいだ/シャーマン的職能者から教祖へ ほか
  • ●第2部 シャーマン
  •  ・4 霊的存在とシャーマン
  •   宗教と霊的存在/霊的存在の現象学/霊的存在とシャーマン ほか
  •  ・5 祭司・シャーマン・王
  •   祭司・シャーマン・王の三者の関係/祭司とシャーマン/王のシャーマニックな性格 ほか
  •  ・6 シャーマンと夢
  •   シャーマニズムにおける夢の位置/シャーマニック・イニシエーションにおける「夢」の諸相/イニシエーション的夢の心理――社会的背景について
  •  ・7 原郷回帰のシンボリズム――マレーシア華人社会のシャーマン――
  •   華人社会の童きー(タンキー)信仰/慈教/儀式 ほか
  • ●第3部 憑霊とシャーマニズム
  •  ・8 シャーマン――問題の所在――
  •  ・9 脱魂(だっこん)と憑依(ひょうい)
  •   シャーマンと依頼者との関係/アニミズムとシャーマン/シャーマンと守護霊 ほか
  •  ・10 シャーマニズムとは何か
  •   マッカロックの規定/エリアーデの規定/ファースの規定 ほか
  •  ・11 シャーマニック・イニシエーション(成巫(せいふ))の諸類型
  •   シャーマンになる条件と方法/召命型のシャーマン/世襲的継承によるシャーマン ほか
  •  ・12 シャーマンの宗教――社会的役割
  •   超自然的存在を呼びだすシャーマン/祭司と予言者/既成宗教体系へのアンチテーゼとして

製品情報

製品名 シャーマニズムの世界
著者名 著:佐々木 宏幹 装丁:島田 拓史 解説:池上 良正 装丁:蟹江 征治
発売日 1992年12月04日
価格 定価 : 本体920円(税別)
ISBN 978-4-06-159055-7
通巻番号 1055
判型 A6
ページ数 306ページ
シリーズ 講談社学術文庫