バリバリのキャリアウーマンの三橋香澄は、高校時代の恩師である笠原季典と再会する。酒の勢いでその日のうちに先生と寝てしまった翌日、香澄には1枚のメモが残されていた。『君の、本当の姿は犬だよ』。わけがわからないまま、それでも香澄の心は引き寄せられる。甘く溶ける体をつくる、先生の掌は今日もあたたかい。これは、彼女が犬に堕ちていく、甘い初恋の物語。