内容紹介
『細雪』の刊行、文化勲章受章とまさに谷崎評価の絶頂期、それまで雑誌や新聞の注文に応じて執筆していた著者が、初めて「僕の方から頼んで書かせてもらった」挑戦的評論。武田泰淳は「乱れが無さすぎるほどよく整理された論文」として、その手さばきを有能な外科医の手術に喩え、「病根を知る者の緊張が、彼を徹底的にする」と絶賛した。読み物としても面白い独創的年譜に、補遺を加えた決定版。
製品情報
製品名 | 谷崎潤一郎論 |
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著者名 | 著:中村 光夫 |
発売日 | 2015年08月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,600円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290280-9 |
判型 | A6 |
ページ数 | 320ページ |
電子版製品名 | 谷崎潤一郎論 |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 本書は新潮文庫版『谷崎潤一郎論』(1956年4月)を底本としました(「谷崎潤一郎年譜」は、1956年以降に関しては同様な形式によって解説者が補ったものです)。 |