金色のユニコーン・ルッカと王家のグリフォン・ネロとともに、女王ロトを助け出したラーラは、王都に近いマイヤの町に逃げこんだ。
宿屋を訪ねると、おかみさんは「一人娘が病気なので、今日は泊めることができない。」という。ラーラたちが別の宿をさがそうとすると、そこにうす汚い医者があらわれ、「ユニコーンの角をけずったかけらを飲ませれば、どんな病気でもたちまち治る」と宿屋の主人にすすめた。ラーラは、その薬の臭いをかぎ、男がニセ医者であることを見抜いて追い出し、かわりに自分で看病をする。
宿屋に泊まった翌朝、外で見張りをしていたルッカがラーラに「地面の下から人声が聞こえた。」と話す。調べてみると、宿屋の裏手の森に地下通路の入り口があった。王族が王宮から脱出するために引かれたと思われる地下通路にラーラたちが入っていくと、鉄格子がはまった地下牢があり、そこには2人の親子が閉じ込められていた--。
+ もっとみる