権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ

講談社選書メチエ
ケンリョクノクウカンクウカンノケンリョクコジントコッカノアイダヲセッケイセヨ
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権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ
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内容紹介

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目次

  • はじめに
  • 第一章 「閾(しきい)」という空間概念
  •  1 "no man's land"とは何か?
  •  2 ポリスの空間構造、そして「閾」という空間概念
  •  3 集落調査I──外面の現れ(appearance)
  •  4 集落調査II──「閾」のある家
  • 第二章 労働者住宅
  •  1 アルバート館
  •  2 労働者住宅の実験──親密なるもの
  •  3 隔離される住宅
  •  4 共同体的居住システム
  •  5 "物化"という概念
  • 第三章 「世界」という空間を餌食にする「社会」という空間
  •  1 労働は労苦なのか生きがいなのか
  •  2 仕事の世界性
  •  3 世界から社会へ
  •  4 鳥のように自由な労働者
  •  5 社会はどのように管理されるのか
  • 第四章 標準化=官僚制的管理空間
  •  1 一円入札
  •  2 権力は下から来る
  •  3 官僚制的統治は空間的統治である
  •  4 標準的空間
  •  5 標準化という美学
  •  6 「1住宅=1家族」システム
  •  7 搾取されているのは労働力ではない
  • 第五章 「選挙専制主義」に対する「地域ごとの権力」
  •  1 「性現象」のための住宅
  •  2 模範農場で卵を産む鶏
  •  3 世界を共有しているという感覚
  •  4 住民参加による建築の設計、そして反対派
  •  5 コミュニティという政治空間
  •  6 選挙専制主義に対する評議会という権力
  •  7 「地域社会圏」という考え方
  • あとがき

製品情報

製品名 権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ
著者名 著:山本 理顕
発売日 2015年04月11日
価格 定価:1,980円(本体1,800円)
ISBN 978-4-06-258600-9
通巻番号 597
判型 四六
ページ数 264ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:山本 理顕(ヤマモト リケン)

1945年生まれ。建築家。1971年、東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了。1973年、株式会社山本理顕設計工場設立。横浜国立大学大学院教授などを歴任。主な建築作品に、熊本県営保田窪第一団地、横須賀美術館ほか。主な著書に、『新編 住居論』(平凡社ライブラリー、2004年)、『建築の可能性、山本理顕的想像力』(王国社、2006年)、『地域社会圏主義』(共著、増補改訂版、LIXIL出版、2013年)ほか。

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