内容紹介
科学や技術に対する社会の信頼が揺らいでいます。このような時代において、これまでと同じように「論文を書いていればいい」「自分の専門領域を対象とした研究をがんばればいい」というだけでは、優れた研究成果をあげることが難しくなっています。では、研究者はどのように考え、行動すべきでしょうか。その根源となる「研究者思考」を、研究者自身で探究できるようにするのが本書です。
スライドやポスターの添削など、これまで1000件を超すプレゼン指導経験から著者が見いだした「研究の本質」について、未来ある若手研究者に向けてわかりやすい言葉で問いかけながら案内していきます。
目次
- はじめに
- 【問い1】 誰をライバルと想定して研究していますか?
- (学問領域細分化傾向へのアンチテーゼ)
- 【問い2】 あなたの本当の目的はなんですか?
- (妄信的、または無思考的個別主義へのアンチテーゼ)
- 【問い3】 論文を書こうと思っていませんか?
- (論文至上主義へのアンチテーゼ)
- 【問い4】 「科学」を妄信していませんか?
- (科学至上主義へのアンチテーゼ)
- 【問い5】 研究者として「自分」を鍛えていますか?
- (本書のまとめにかえてのプロフェッショナル実践論)
- エピローグ 次なる時代の科学は
製品情報
製品名 | 研究を深める5つの問い 「科学」の転換期における研究者思考 |
---|---|
著者名 | 著:宮野 公樹 |
発売日 | 2015年04月21日 |
価格 | 定価 : 本体800円(税別) |
ISBN | 978-4-06-257910-0 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 192ページ |
電子版製品名 | 研究を深める5つの問い 「科学」の転換期における研究者思考 |
シリーズ | ブルーバックス |
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