折口信夫

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折口信夫
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内容紹介

日本の知の結晶ともいうべき折口信夫。文学、民俗学のみならず、その広大なる表現領域は他の者を圧巻し、全貌を掴むことが不可能とされてきた。
そこに、切り込んだ安藤礼二の『折口信夫』。この本を読めば折口の全体像がわかり、この本を読まずして折口を語るなかれと、後世の評価を受けることは確実である。
起源・言語・古代・祝祭・乞食・天皇・神・宇宙と題された章の数々──これを追うだけで心が打ち震えるではないか。
さらには、折口とアイヌや台湾を論じた列島論、西脇順三郎、井筒俊彦、平田篤胤と折口を研究した詩語論をも付記した世界に冠たる大著である。

製品情報

製品名 折口信夫
著者名 著:安藤 礼二
発売日 2014年11月26日
価格 定価 : 本体3,700円(税別)
ISBN 978-4-06-219204-0
判型 A5
ページ数 536ページ
電子版製品名 折口信夫
初出 第一章から第八章までは、『群像』2012年5月号、8月号、11月号、2013年2月号、5月号、8月号、11月号、2014年2月号。第五章「乞食」の最終節(「乞丐相」)、第六章「天皇」の最終節(「翁の発生」)、第七章「神」の第二節(「憑依の論理」)は大幅に増補訂正。「翁の発生」には、『現代思想』2014年5月臨時増刊号「総特集 折口信夫」に発表した論考を組み込んだ。「列島論」の「国家に抗する遊動社会」と「折口信夫と台湾」は、『文學界』2014年1月号に「列島論」、『群像』2014年7月号に「山人論」として発表。「国家に抗する遊動社会」の後半部分は、新たに書き加えた。「詩語論」の「スサノヲとディオニュソス」は「ディオニュソスとスサノヲ」として『光源体としての西脇順三郎』(Booklet21、慶應義塾大学アート・センター、2013年)に発表。「言語と呪術」は、KAWADE道の手帖『井筒俊彦 言語の根源と哲学の発生』(河出書房新社、2014年)に発表した「呪術と神秘」を原型として全面的に改稿。「二つの『死者の書』」は「二つの宇宙論」として『ポー研究』第2・3号(合併号、2011年)に発表。

著者紹介

著:安藤 礼二(アンドウ レイジ)

1967年、東京都生まれ。文芸評論家、多摩美術大学美術学部准教授。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代は考古学を専攻する。出版社の編集者を経て、2002年「神々の闘争――折口信夫論」で群像新人文学賞優秀作を受賞、批評家としての活動をはじめる。2006年、折口の全体像と近代日本思想史を問い直した『神々の闘争 折口信夫論』(講談社)で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2009年には『光の曼陀羅 日本文学論』(同)で大江健三郎賞と伊藤整文学賞も受賞した。他に、『近代論 危機の時代のアルシーヴ』『場所と産霊 近代日本思想史』『祝祭の書物 表現のゼロをめぐって』などの著作がある。

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