逢坂、大津、比良山、竹生島、沖の島、鈴鹿、伊吹等の琵琶湖を中心とした日本文化の発生の地、近江。かつて“えたいの知れぬ魅力”にとりつかれた近江の地を、深々と自らの足で訪ね歩き、古代からの息吹を感得する。王朝の盛衰、世阿弥の能の源流、神仏混こうのパターン等々、日本文化の姿、歴史観、自然観の源泉への想いを飛翔させ、鮮やかに現代から古代への山河を巡る紀行エッセイ。
古典の細道
白洲次郎・正子 珠玉の言葉
私の古寺巡礼
西国巡礼
謡曲平家物語
白洲正子 世阿弥
心に残る人々
能の物語
お能・老木の花
十一面観音巡礼
明恵上人
かくれ里