古代、神と人とがまだ近しく生きていた時代。失踪していた昼女神が戻り、天葦原に日の光が戻った。だが東の辺境は人間たちの争いが絶えず、混乱していた。水派の巫女・玉藻は、敵対する豪族・若武王と和睦を結ぶために嫁ぐことになり、ずっと慕ってきた兄・岬への想いを秘め殺す。しかし婚礼間近のある夜、反乱が起こり、玉藻に危険が迫る。岬は獣と化す呪いを受けて苦しみながらも、玉藻を若武王のもとへ送り届けようとするが?
古代、神と人とがまだ近しく生きていた時代。失踪していた昼女神が帰り、天葦原にふたたび日の光が戻った。だが、昼女神の神使たちの多くが、あるじの不在中に霊力を失って行方不明になってしまった。各地に目を光らせる神使たちがいなくなったために、東の辺境では人間の豪族達が争いを起こすようになっていた。
水派の巫女・玉藻は、敵対する豪族・若武王と和睦を結ぶために嫁ぐことになり、幼い頃から慕っていた兄・岬への想いを秘め殺す。しかし婚礼間近のある夜、和睦に反対する者達が反乱を起こし、玉藻に危険が迫る。岬は獣と化す呪いを受けて苦しみながらも、玉藻を守るために若武王のもとへ送り届けようとするが……?
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