盲導犬の訓練を受けても、すべての犬が盲導犬になれるわけではありません。では、盲導犬になれなかった“不合格犬”たちはテストに落ちた、「ダメな犬」なのでしょうか? “不合格犬”たちは、こわがりだったり、すぐにうれしくなってはしゃいでしまう性格だったり、ネコが好きで寄っていってしまったり……。たまたま、盲導犬には向かなかっただけなのです。では“不合格犬”たちは、その後、どうなるのでしょう? 第52回産経児童文化賞を受賞した、感動のノンフィクション作品が青い鳥文庫に登場!
沢田俊子(さわだ・としこ) 1943年京都府生まれ。ノンフィクションから童話まで小学校中級向けの作品を中心に幅広く執筆している。主な作品に『とんがり森の魔女』(講談社青い鳥文庫)、『スペシャルガール』『小さな島のちっちゃな学校』(汐文社)、『おしゃべりな毛糸玉』(文研出版)、『引退犬命の物語』(学研)などがある。日本児童文芸家協会会員。