現代霊性論

講談社文庫
ゲンダイレイセイロン
  • 電子あり
現代霊性論
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内容紹介

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目次

  • 第一章 霊って何だろう?
  •  神さまや幽霊については現象学的アプローチが有効です/WHOによる霊性への取り組み/日本の祖霊信仰と死生観の変遷/地名と「場の力」/繁華街の多くは霊的スポット?/他
  • 第二章 名前は呪い?
  •  名づけることは呪うこと/霊に個性はあるのか/名前の持つ力/男女共同参画社会の欺瞞/「自明の前提」を系譜的に考えてみる/「葬式をやらない」は許されない
  • 第三章 シャーマン、霊能者、カウンセラー──民間宗教者のお仕事
  •  供養とは故人のふるまいを繰り返すこと/コミュニケーションの三タイプ/大衆の生活に入り込んでいた民間宗教者/名医とシャーマニズム医療
  • 第四章 スピリチュアル・ブームの正体
  •  都市ほど占いが流行る/宗教の本質と「魔境」/メジャー宗教の裏バージョン/「ハレ・ケ・ケガレ」の三態/「ハレの常態化」とその危険/ポスト新宗教とナショナリズム/他
  • 第五章 日本の宗教性はメタ宗教にあり
  •  大本を作った出口王仁三郎/鈴木大拙が考えた霊性/コナン・ドイルとスピリチュアリズム/宗教と国家権力/シャーロック・ホームズの推理法/村上春樹の作品に見る霊的な説話/本物の哲学者は幽霊の話をする?/ポスト新宗教に影響を与えた「神智学協会」/アメリカの宗教性の変遷/他
  • 第六章 第三期・宗教ブーム──一九七五年起源説
  •  日本に三度あった宗教ブーム/カルトかどうかのチェック・ポイント/宗教が持つ三つの特徴/一九七五年という分岐点/新入社員のボーナスが五百万円だった時代/他
  • 第七章 靖國問題で考える「政治と宗教」
  •  首相の靖國参拝に反対する理由/高橋哲哉と小林よしのりの共通性/死者を正しく祀らないと祟る/「死者の声が聞こえる」という傲慢/宗教を道具化する靖國問題/靖國神社に求められる覚悟/他
  • 第八章 宗教の本質は儀礼にあり
  •  ユダヤ教が繋いだユダヤ人の民族性/イスラムにおける「ラマダーン」の絆/宗教と一流詐欺師の共通点/他
  • 第九章 宗教とタブー
  •  「いただきます」は宗教行為か?/「お清めの塩」の問題/生き物から食べ物への移行/儀礼が軽視されてきた近代社会/「お経はわからないから、ありがたい」場合もある/儀礼の持つ「裏の顔」/インドには泥棒のカーストがある/だんじり祭の美意識/タブーとしての「豚食」/事件は橋の上で起こっている/他
  • 質問の時間

製品情報

製品名 現代霊性論
著者名 著:内田 樹 著:釈 徹宗
発売日 2013年04月12日
価格 定価:639円(本体581円)
ISBN 978-4-06-277516-8
判型 A6
ページ数 336ページ
シリーズ 講談社文庫
初出 2010年2月に小社より刊行された単行本を加筆したもの。

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